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亀甲籠目文香炉

この作品は炉も火屋も純銀で、大きさは高さ95㎜幅120㎜、火屋の上には透かしのため切り取った部分を溶かして塊を作り、これを六角形に叩きつまみを付けました。

火屋の透かしは平らな状態で切り抜き、これを徐々に絞っていくのですが、この時に当て金の上で叩くときれいな籠目模様が型崩れするため少しずつ手で押さえながら炉の口径に合わせています。

純銀は銅と比べると焼きなましたあとは柔らかいため加工がしやすくきれいなのですが材料費はとても高くつきます。