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七宝繋文香炉

10月24日から始まる「アトリエ・ピノ彫金仲間の作品展」に出展する作品を順次紹介していきたいと思います。

先ずは「七宝繋文香炉」です。

大きさは高さ、幅とも115㎜、材質は炉、火屋とも銅で炉は一枚の銅板を叩き絞り、足も叩き出しています。また、火屋も一枚の銅板を糸鋸で模様を切り抜き丸めています。ちなみに糸鋸を通すための下穴は300個を上回っています。この模様を切り抜くために要した時間は1日半かかりました。

着色は硫化カリウムの水溶液を塗りながら磨き発色させています。

そのあとはイボタロウで磨き仕上げております。