純銀の片口の制作工程をアップしました。
このたび東京銀座のギャラリーでの展示に向けて新しく制作したものです。
完成させるのに3日間かかりましたが、純銀は銅と比べると柔らかく、焼きなましの際に希硫酸で洗う必要もないため作業が楽で、仕上がりもきれいです。
純銀も叩くと固くなるため、画像には出ておりませんが一通り叩くと焼きなましを行い柔らかくしてからまた叩くという作業を繰り返します。今回は13回焼きなましを行いました。
また、今回の片口は小さな鎚目で仕上げましたので、腕に万歩計を付けて叩いてみましたところ、最後の仕上げに叩いた回数だけでなんと3万回近くなっておりました。
完成品は制作工程の最後をご覧ください。