鍛金の道具(アクアウェルダー)

錫のロー付けには欠かせないガスバーナーで、水を電気分解して酸素と水素を発生させ、補助剤として少量のメチルアルコールを加えると0.3㎜~0.5㎜のノズルから2800度の炎が出ます。

このため燃料費はとても安く経済的で安全、高性能の装置です。

写真右下の耐火レンガの上に置いているのがバーナーで、先端が少し曲がっています。

錫のロー付けは特別な錫ローを使うのではなく、同じ素材の錫を細かく切って溶かしながらくっつけていく共付けという技法です。

錫のロー付けには、都市ガスのバーナーでは火力が強すぎ火口も大きいため接合部分以外まで溶けてしまうため、ビアカップなどの制作にはなくてはならない道具です。

 

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コメント: 4
  • #1

    内城 (土曜日, 20 8月 2016 23:39)

    お疲れ様です。
    私、青森県に在住してます内城と申します。錫のビアカップ製作をしたいと思い、体験に参加したいと思っております。所在地は大阪でよろしいでしょうか?

  • #2

    岡本渓壽 (日曜日, 21 8月 2016 08:35)

    内城様

    鍛金に興味を持っていただきありがとうございます。日程など詳細が分かれば問合せメールの方にご連絡をお願いします、できる限り調整させていただきます。錫のビアカップ制作は午後半日程度かかりますので時間は十分確保してお越しください。
    当方の所在地は神戸市西区になります。

  • #3

    内城 (日曜日, 21 8月 2016 16:48)

    ご丁寧にありがとうございます。
    実は私、鍛金の仕事がしたくて本当は弟子入りしたいくらいに好きです。なかなかブログが出てなくやっと岡本さんのブログを見つけ興奮してコメントを入れさせていただきました。主に錫が1番好きで休みの日は錫で製作しております。錫に出会って半年です。まだまだ経験が浅く器具も揃ってないのでいろいろ教えて頂ければ幸いです。
    ビアカップの製作で錫の溶接はとても魅力です。
    妻にもまだ相談してないので実際行けるか分かりませんがいつかはお会いできればと思います。なんとかお力になっていただけませんか?

  • #4

    岡本渓壽 (日曜日, 21 8月 2016 19:52)

    コメントありがとうございます。
    錫は加工しやすい反面なかなか思うようにならないという奥の深さがあり、私も好きな素材です。
    私で良ければなんでもお聞きください、わかる範囲で良ければお答えします。
    できれば内城さんがおつくりになった作品も拝見したいです。
    確かに青森からですとちょっと遠いですね、メール、写真などで説明できれば、わざわざお越しにならずとも参考になることもあるのではと思います。今後はokamoto23-10@hi-net.zaq.ne.jpに直接メールいただければと思います。